日本・中国・韓国の3カ国間で、それぞれの母国語による市民レベルの環境情報交流をめざして活動中の「東アジア環境情報発伝所」は、'02年1月6日〜8日の3日間、韓国・ソウルで3カ国の環境NGOメンバーによる会合を開催した。約20名の参加者は、今後立ち上げを予定している情報交流サイトの内容について討議と意見交換を行い来年度の活動予定の大枠を決めた。サイトは今年8月をめどに立ち上げる予定だ。
大韓航空705便は予定通り、お昼すぎに韓国・インチョン(仁川)国際空港に到着した。開港間もないため周囲はまだ開発中で、やたら広い空港滑走路も閑散としている。早速タクシーでソウル市内へ向かう。市内までは40kmあり1時間ほどで、今会合の受け入れ組織であるKFEM(韓国環境運動連合 http://www.kfem.or.kr)に到着。会合のコーディネートを担当するファン・フェイ・インさんの出迎えを受ける。海外NGOの受け入れは初めてとのことで、緊張のせいか慌てている様子だ。
彼女の案内で、KFEM事務所から近いサンジャン(山荘)モーテルに旅装を解き、韓式食堂キョンボックン(景福宮)でビビンパプの昼食を摂る。その上でKFEM事務所を案内してもらうことになった。
KFEMは会員8万5千人を擁する韓国最大の環境NGOだ。市内中心部・旧王宮「景福宮」の近くに4階建ての事務所をかまえ、日本円で億単位の予算を使いながら、ダム・原発の建設や企業の汚染問題に真っ向から取り組んでいる。事務所の1階には環境情報センターと環境教育センターがあり、子ども向けに生態系保護のレクチャーをしたり、環境情報の収集・発信(月刊機関誌やホームページなど)を行っている。主な収入は、月2千W(約2百円)の会費とプロジェクト収入であるなどの説明を受ける。
KFEM1階の環境教育センター
その後、ナムデムン(南大門)市場でアースデイ出展時のグッズを仕入れたりしながら時を過ごし、夜はトンデムン(東大門)市場近くの食堂でカルビ焼肉の夕食。ここで、待望のマッコルリ「長寿」を飲む。軽い飲み口でシャンパンのように発泡している。市内の移動は、6百W(約60円)のチハチョル(地下鉄)と初乗り千6百W(約160円)のタクシーである。
さて、サンジャン(山荘)モーテルは驚くことに部屋がダブルベッドでツインというものが存在しない。まあ、そういう宿のようだ。慌てて廣瀬氏が主人に頼んで一人一部屋に代えてもらう。部屋は、オンドル(床暖房)なのでとっても暖かく、バス・シャワー・TV付きのうえ、歯ブラシやタオル、ドライヤーまで用意されていて1泊2万5千W(約2千5百円)。比較的安い宿ではないだろうか。